231222

昨日流し見ていた番組の中で、どうも納得できない部分があった。

 

その番組は歌の上手な人たちが出場するコンテストのようなものだったのだが、ある少年(確か小学生くらい)が歌った後の審査員の言葉が

「まだ〇〇歳でしょ?それならもっと明るい曲を歌ってみない?まだ早いよ」

というものだった。

 

正直、聞いた瞬間怒りが湧いた。

 

彼が歌った曲は明るい曲ではなく、切なく歌い上げる曲だった。声質が合っていないということか?と思い直そうとしたが、言葉を額面通り受け取るとやはり年齢が軸となっている。

 

子どもには明るい曲を歌ってほしい。

「子ども」の部分入る属性が、性別や所謂おばさんおじさんといった別の年齢層を指すものであれば、中々危なっかしい発言だと分かりそうなものだ。しかし何故か、子どもという属性に理想を持ち、当事者に投げつけることはどこか無邪気に行われてしまっている。そして世間もどこか寛容になってしまっているように思う。

 

おそらくこの審査員の方は、「子どもがこの選曲をした」という時点で、彼がどう歌おうと減点したのだろう。そこが一番悲しく、腹立たしい。

 

 

なお横で見ていた親に今のはちょっとどうなの〜....と話を振ると「好き嫌いは誰でもあるでしょ、人それぞれだよ」と言っていた

 

なんだよそれ

 

なんだよそれ!!